JASO ディーゼルエンジン油
運用マニュアルの 修正・追加について


自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う運用マニュアルの改正について(2021.05)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2021)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行うこととなりました。

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。
① 高温酸化防止性試験の見直し :
 この規格で引用していたASTM D6984(Sequence IIIF)及びASTM D7320(Sequence IIIG)は、エンジン供給が停止されたため、API (米国石油協会)にて代替試験法の検討が行われていたが、2019年にASTM D8111(Sequence IIIH)を代替の試験法として用いた規格値が決められたことから、JASO M 355の高温酸化防止性の品質規定として妥当かどうか検討を行い、見直しを行った。
② DL-2種類の追加 :
 排出ガス後処理装置への適合のために硫酸灰分を低く規定したDL-1規格と区別しつつ、欧州ACEA C2、C3及びC5規格値の硫酸灰分まで規格値を広げたDL-2規格値を追加。
③ 規格適合油の届出、オンファイルの有効期間について :
・JASO M 355:2015規格適合エンジン油のオンファイル終了時期:
 2021/9/30→2022/3/31へ延長
 (JASO M 355:2015のオンファイル更新において、
 JASO M 355:2021で更新することを可能にするため)。
・JASO M 355:2017規格適合エンジン油の届出受付終了時期:
 2022年3月31日
規格 規格発行年 種類表示
開始可能日
新規届出
受付終了日
オンファイル
終了時期
M355-2005 2005年 2005年10月1日 2008年7月31日 2019年9月30日
M355-2008 2008年 2008年8月1日 2016年3月31日 2019年9月30日
M355-2014 2014年 2014年10月1日 2017年3月31日 2020年9月30日
M355-2015 2015年 2015年10月1日 2018年3月31日 2022年3月31日
M355-2017 2017年 2017年10月1日 2022年3月31日  
M355-2021 2021年 2021年10月1日    

 なお、新規格適合油の種類表示可能開始日(ロゴマーク表示可能日)は2021年10月1日となります。

 詳細については、改正マニュアル(DH_J2105.pdf)をご確認下さい。



自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)運用マニュアルの一部改正について(2020.12)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会は、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)運用マニュアルの一部改正を行いました。

主な改正点は以下のとおりです。
① JASO試験エンジン・部品の入手先の変更
② 届出書へのシールゴム適合性試験のベースオイル変更時の記載方法の追加
③ JASO M354動弁系摩耗試験の標準油の有効性判断基準の見直し
④ 高温酸化防止性試験へのSeq.IIIHの追加

 詳細については、改正マニュアル(DH_J2012.pdf)をご確認下さい。

※JASO M354動弁系摩耗試験の標準油の有効性判断基準の見直しに関して:
改正前の基準に入らなかった過去1年分の標準油試験データのうち、新基準に入るものについては、2020年12月以降、オンファイル届出の際に標準油データとして使用可能となります。



自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)運用マニュアルの一部改正について(2020.02)

 本運用マニュアルに規定されているDH-2シールゴム適合性試験規格値に誤記が あったため、2014年以前の運用マニュアル規格値を踏襲し,以下の改正を行いました。

・JASO DH-2シールゴム適合性試験規格値
  RE3-硬さ変化 : "-22~+1"→"-25~+1"
  RE3-引張強度変化率: "-30~+10"→"-45~+10"
  RE3-体積変化率: "-1~+22"→"-1~+30"

 詳細については、改正マニュアル(DH_J2002.pdf)をご確認下さい。



自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)運用マニュアルの一部改正について(2018.12)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会は、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)運用マニュアルの一部改正を行いました。

主な改正点は以下のとおりです。
① 合併、ブランド継承等による販売者コードの引継ぎを認める
  (2005、2008、2014、2015年版の各オンファイル届出油も2017年版に準拠 )
② 品質規格における高温酸化防止性試験、シール適合性試験の変更
③ ピストン清浄性試験及び動弁系摩耗防止性試験における標準油の取り扱いの明文化

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1908.pdf)をご確認下さい。



自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う運用マニュアルの改正について(2017.06)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2017)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行うこととなりました。

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。
① DH-2F種類の新設 :
 「自動車用ディーゼル機関潤滑油-燃費試験方法」(JASO M 362:2017) が制定され、新たにDH-2F種類を追加
② DL-0種類の新設 :
 「エンジンオイル小委員会」の下部組織である「PCMOワーキンググループ」から提案されたDL-0種類を新たに追加
③ 規格適合油の有効期間の改正および追加 :
規格 規格発行年 種類表示
開始可能日
新規届出
受付終了日
オンファイル
終了時期
M355-2005 2005年 2005年10月1日 2008年7月31日 2019年9月30日
M355-2008 2008年 2008年8月1日 2016年3月31日 2019年9月30日
M355-2014 2014年 2014年10月1日 2017年3月31日 2020年9月30日
M355-2015 2015年 2015年10月1日 2018年3月31日 2021年9月30日
M355-2017 2017年 2017年10月1日    

 なお、新規格適合油の種類表示可能開始日(ロゴマーク表示可能日)は平成29年10月1日となります。

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1706.pdf)をご確認下さい。

自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2015)の運用マニュアルの一部改正について(2016.04)

  自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2015)の運用マニュアルに規定されている「シールゴム適合性(CEC-L-039-96)」の一部が実施できない状況をふまえ、ベンチ試験項目としてAPI CJ-4で規定(ASTM D7216)されるシールゴム適合性を、本運用マニュアルのAppendix3に追記し、API CJ-4で規定されるシールゴム適合性試験結果によるオンファイルの届出および維持が可能となるよう変更されました。

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。


①  表紙:発行年月日は平成28年4月
② P7 SequenceⅢG:ASTM番号を修正
③ P7 4.5 ベンチ試験にASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
④ P3-7 書式-2a : ベンチ試験結果(DH-1) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑤ P3-7 (注8)に③API CJ-4規格を追記
⑥ P3-9 書式-2b : ベンチ試験結果(DH-2) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑦ P3-9 (注14)に③API CJ-4規格を追記
⑧ P3-11 書式-2c : ベンチ試験結果(DL-1) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑨ P3-11(注20)に③API CJ-4規格を追記
⑩ P3-22書式-7a : 変更通知用 ベンチ試験結果(DH-1) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑪ P3-22(注36)に③API CJ-4規格を追記
⑫ P3-24書式-7b : 変更通知用 ベンチ試験結果(DH-2) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑬ P3-24(注42)に③API CJ-4規格を追記
⑭ P3-26書式-7c : 変更通知用 ベンチ試験結果(DL-1) 
   続きにASTM D 7216(シールゴム適合性試験)を追加
⑮ P3-26(注48)に③API CJ-4規格を追記

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1604.pdf)をご確認下さい。

 また、2014年版運用マニュアルにおいても、API CJ-4で規定されるシールゴム適合性試験結果によるオンファイルの届出および維持が可能となりました。なお、届出様式は2015年版マニュアルの上記当該ページをご利用下さい。


自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う運用マニュアルの改正について(2015.06)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2015)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行うこととなりました。
動弁系試験方法(JASO M354:2006)は制定後15年が経過し、標準油DV1の供給が停止したことおよび標準油DV2の添加剤供給が停止したこと、さらに試験エンジンの供給安定性を考慮して、代替の標準油および最新のエンジンを設定してJASO M354:2015として改正されました。これに伴い、従来規格値との整合性も考慮して自動車用ディーゼル機関潤滑油規格(JASO M355:2015)として改正されました。

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。
① 規格値の一部変更 :
 JASO M355の改正に伴い、表1に規定されている動弁系摩耗防止性の規格値を変更
② JASO M354の改正等に伴うAppendix3の書式変更 :
・P3-12、書式-3 : 配合変更ルールの適用状況
 動弁系摩耗試験をJASO M354:2015(N04C)に変更
・P3-15、書式-4b. 動弁系摩耗試験 (JASO M 354:2015, N04C)
 項目、規格値の変更
・P3-27、書式-8 : 変更通知用 配合変更ルールの適用状況
 動弁系摩耗試験をJASO M354:2015(N04C)に変更
③ 規格適合油の有効期間の改正および追加 :
規格 規格発行年 種類表示
開始可能日
新規届出
受付終了日
オンファイル
終了時期
M355-2000 2000年 2001年 4月1日 2006年9月30日 2010年9月30日
M355-2005 2005年 2005年10月1日 2008年7月31日 2019年9月30日
M355-2008 2008年 2008年8月1日 2016年3月31日 2019年9月30日
M355-2014 2014年 2014年10月1日 2017年3月31日 2020年9月30日
M355-2015 2015年 2015年10月1日    

 なお、新規格適合油の種類表示可能開始日(ロゴマーク表示可能日)は平成27年10月1日となります。

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1506.pdf)をご確認下さい。

自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う運用マニュアルの改正について(2014.06)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2014)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行うこととなりました。
先般お知らせしましたとおり清浄性試験方法 (JASO M336:1998)の試験エンジン供給が2009年で終了したため、2012年4月に一般社団法人日本自動車工業会会員及び石油連盟会員で構成される合同のタスクフォースから提案された代替エンジン試験方法を基にJASO M336:2014として改正されました。
これに伴い、従来規格値との互換性を考慮して自動車用ディーゼル機関潤滑油規格(JASO M355:2014)として改正が行われました

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。
① 要求性能と合格基準(品質規定)の一部変更およびAppendix8の削除 :
 日本のエンジンによる新試験法を設定したJASO M355の改正に伴い、表1に規定されている要求性能とその合格基準(品質規定)を一部変更
 併せて、Appendix8(TD25供給停止時に設定した海外試験法ページ)を削除
② JASO M336の改正等に伴うAppendix3の書式変更 :
 密度、動粘度等へのJIS試験法の指定およびJASO M355:2014として無効となった試験法の削除等
③ Table-G(Mack T-8A/Eの粘度グレードリードアクロス)を更新 :
 ACC CODE OF PRACTICE、API EOLCSガイドライン変更に伴い、Table-G(Mack T-8A/Eの粘度グレードリードアクロス)を更新
④ 規格適合油の有効期間の改正および追加 :
規格発行年 種類表示開始可能日 新規届出受付終了日 オンファイル終了
2000年 2001年 4月1日 2006年9月30日 2010年9月30日
2005年 2005年10月1日 2008年7月31日 2019年9月30日
2008年 2008年8月1日 2016年3月31日 2019年9月30日
2014年 2014年10月1日    

 なお、新規格適合油の種類表示可能開始日(ロゴマーク表示可能日)は平成26年10月1日となります。

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1406.pdf)をご確認下さい。

自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2008)運用マニュアルの一部改正について(2012.05)

 リードアクロス基準の明確化等のため、運用マニュアル中のAppendix5が改正されました。

主な改正内容:
① Table.A(リードアクロス基準の適用範囲一覧表)の改正:
 粘度グレードのリードアクロス適応時の粘度指数向上剤の添加量変更基準の明確化
② ACC CODE OF PRACTICE APPENDIX H 改定に伴う見直し:
 Table.C JASOエンジン試験における主要添加剤の処方変更(MFM)のガイドラインとTable.D JASOエンジン試験の粘度指数向上剤(VII)変更のガイドラインの修正

 詳細については、改正マニュアル(DH_J1205.pdf)をご確認下さい。


自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2008)運用マニュアルの一部改正について(2009.07)

 2007年11月にお知らせしましたとおり、JASO M 336のピストン清浄性評価試験で使用しているTD25エンジン及び部品が、2009年3月末で供給停止となりました。
 この項目の評価を継続するにあたり、試験項目を補填するエンジン試験を追加しました。
 Appendix8に詳細が記載されているので、参照してください。
 詳細については、改正マニュアル(DH_J0905.pdf)をご確認下さい。


自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2008)運用マニュアルの一部改正について(2008.07)

  本運用マニュアルAppendix 5のTable E(JASO M 336 の粘度グレード変更のガイドライン)中の誤記について、以下の修正を行いました。

Appendix 5のTable Eについて
  15W40→10W40へのリードアクロス不可


自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う改正運用マニュアルの公開について(2008.05)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2008)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行いました。

 詳細については、改正マニュアル(DH_J0805.pdf)をご確認下さい。



自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355)改正に伴う運用マニュアルの改正について(2008.04)

 JASOエンジン油規格普及促進協議会では、自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2008)の発行に伴い、運用マニュアルの改正を行うこととなりました。

運用マニュアルの主な改正点は以下のとおりです。
① DH-2、DL-1に規定されるエンジン油の塩素量の上限値変更
② ASTMエンジン試験におけるMack T-8E/T-11の追加
③ 規格適合油の有効期間の改正および追加
規格発行年 種類表示開始可能日 新規届出受付終了日 オンファイル終了
2000年 2001年 4月1日 2006年9月30日 2010年9月30日
2005年 2005年10月1日 2008年7月31日  
2008年 2008年8月1日    

 なお、新規格適合油のオンファイル受付開始日は平成20年5月中旬頃、種類表示可能開始日(ロゴマーク表示可能日)は平成20年8月1日となります。



JASO M336 清浄性評価試験方法の供試TD25エンジンの供給の終了について(2007.11)

  さてこの度、本試験法のエンジン供給基(日産ディーゼル工業㈱)殿より、TD25エンジンの供給が出来なくなる との連絡があり、下記日程にて供給を停止することとなりました。

①エンジンアッセンブリーの最終の受注、販売(納入)の日程
   07年12月末までに発注いただき、08年04月に販売、納入
②部品の最終の受注、販売(納入)の日程
   08年12月末までに発注いただき、09年04月に販売、納入

詳細はこちらをご確認下さい(D_info-j_0711.pdf)。


4D34T4エンジン・部品入手先の住所等変更について(2007.03)

  動弁摩耗試験エンジン・部品の入手窓口が下記のとおり変更となりました。

日本:

三菱ふそうトラック・バス株式会社 
国内販売本部 部品販売部
住所:
〒212-0058 川崎市幸区鹿島田890-12 
Tel:044-330-7024   Fax:044-330-5826

海外: 三菱ふそうトラック・バス株式会社
海外販売本部 海外部品部
住所:
〒212-0058 川崎市幸区鹿島田890-12
Tel:044-330-7596   Fax:044-330-5830

自動車用ディーゼル機関潤滑油(JASO M 355:2005)の運用マニュアルの一部改正について(2006.04)

  本運用マニュアルに規定されている「シールゴム適合性」の準拠規格である「ACEA EUROPEAN OIL SEQUENCES 2004」がRevision 1として改正されたことに伴い、このたびシールゴム適合性試験の規格値について、以下の改正を行いました。

・ JASO DH-1 及び DL-1 シールゴム適合性試験規格値
  RE3-硬さ変化 : "-22以上"→"-22~+1"
  RE3-体積変化率 : "+22以上"→"-1~+22"

詳細については、改正マニュアル(DH_J0604.pdf)をご確認下さい。




Copyright(c) 1999-2021 Japan Lubricating Oil Society. All Rights Reserved.