具体的な内容は以下のとおりです。


2サイクルガソリンエンジンテスト装置 (Test Procedure for Evaluating Two Stroke Gasoline Engine Oils)
潤滑性、清浄性試験装置

二輪自動車・はん用機・船外機などの2サイクルガソリン機関に用いられる潤滑油(2サイクル油)の潤滑性、清浄性を評価する試験装置です。

JASO M 340-92, JASO M 341-92等

原理・試験法

潤滑性試験は、ホンダAF27型用エンジンを使用して50:1の混合燃料で4000r/min、全負荷運転状態において冷却風を遮断することにより、プラグ座温を強制的に200℃から300℃まで上昇させます。その時の出力軸トルクの低下量を測定し、相対比較します。出力軸トルク低下量の少ない2サイクル油ほど潤滑性能や耐焼き付き性能に優れていると評価され、比較標準油の評点を100とし、100より大きい値を示す供試油は比較標準油より潤滑性能や耐焼き付き性能に優れているとされます。
清浄性試験は、ホンダAF27型用エンジンを使用して100:1の混合燃料で6000r/min、全負荷で1時間運転してエンジン内の清浄性を評価します。評点の高い2サイクル油ほど清浄性に優れていると評価され、比較標準油の評点を100とし、100より大きい値を示す供試油は比較標準油より清浄性に優れているとされます。

排気煙試験装置

二輪自動車・はん用機・船外機などの2サイクルガソリン機関に用いられる潤滑油(2サイクル油)の排気煙性能を評価する試験装置です。

JASO M 342-92等

原理・試験法

排気煙試験は、スズキ発電機SX800Rエンジンを使用して10:1の混合燃料で50Hz、0W、20分間の運転後に670Wに負荷を急激に上げたときの排気煙濃度のピーク値をスモークメータで計測します。排気煙濃度のピーク値の低い2サイクル油ほど排気煙性能に優れていると評価され、比較標準油の評点を100とし、100より大きい値を示す供試油は比較標準油より排気煙性能が優れているとされます。

排気系閉塞性試験装置

二輪自動車・はん用機・船外機などの2サイクルガソリン機関に用いられる潤滑油(2サイクル油)の排気系閉塞性を評価する試験装置。

関連規格 JASO M 343-92

原理・試験法

排気系閉塞性試験は、スズキ発電機SX800Rエンジン2台を使用して5:1の混合燃料で、無負荷と750W負荷を排気ガス温度で制御したモード運転を吸入負圧が2kPaになるまで行い、排気系へのカーボンなどのたい積による出力低下の度合いを評価する。比較標準油及び供試油をそれぞれ同時に試験運転し、一回目の試験終了後各試験エンジンのメンテナンスを行い供試燃料を入れ替え二回目の試験運転をします。
比較標準油と供試油の総運転時間を比較し、比較標準油を100として閉塞性指数を計算する。閉塞性指数が100より小さい時は比較標準油より性能が劣り、100より大きい時は比較標準油より優れているとされます。


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